ウオーキングを兼ねて幸谷城址を探訪しました

新緑のなか久しぶりの快晴に恵まれた5月23日、藤寿会の有志13名が、巣ごもりの鬱憤を晴らすべく、ウオーキングを兼ねて増尾にある幸谷城址を訪れました。

幸谷城の御城印

幸谷城は、戦国時代、増尾城と並んで小金城の支城でした。増尾城が交通の要衝だった増尾の中心部を監視する軍事目的の砦だったのに対し、幸谷城は生活の場(館)だったことが判っています。そこには館跡を中心に土塁や堀など、当時を忍ばせる自然が多く残されています。

城址の一角には少なくとも300年以上前から居を構えている豪農の伊藤家があります。3年前、伊藤家住宅の主屋を始め、6棟の歴史的な建物が国の登録有形文化財に指定されました。築後150年という主屋の建物に入ると、日本古来の建築様式や調度品の数々に圧倒されました。邸内には、他所には見られない珍しい樹木や草花もあって感動の連続でした。

気がつけば、予定の2時間が経過。増尾城址訪問は割愛して帰路につきましたが、往復の歩数は8400歩。距離にして5km余り、楽しいひとときでした。

投稿者:藤寿会 山田俊治会長

幸谷城の主郭跡

伊藤家当主による主屋の説明