会長挨拶

<柏市シニア連HP会長挨拶>
あけましておめでとうございます。穏やかな快晴に恵まれた心地よい新年の幕開けでした。皆様それぞれによいお正月を迎えられたことと思います。
本年は昭和元年(1926)から数えて100年という節目の年です。柏市老人クラブ連合会の創立は昭和42年ですが、昭和38年に老人福祉法ができて国からの助成を受け老人クラブ活動が本格化したことに呼応したものです。
平成18年(2006)の旧沼南町との合併時の、150クラブ、会員数8700人をピークに、クラブ数、会員数ともに減少傾向を辿りましたが、直近5年間のコロナ禍の影響が甚大でした。全国どこでも共通した現象ですが、直近の10年間に40数%にも及ぶ会員数の減少につながったのです。
コロナ禍の真っただ中の頃から今日の脱コロナの時期にかけても、部会や事務局の創意工夫で可能な限りの行事を続けてきました。支部やクラブ単位では、感染予防に配慮しながら、さまざまな工夫を凝らしてフレイル予防や地域の奉仕活動にも尽力されてきました。皆さんの努力に改めて感謝しますが、コロナ禍の間に会員の平均年齢が高齢の方向に一挙に4-5歳シフトしていることに気づきます。すでに平均年齢が80歳を超えているクラブが大半を占めているのではないでしょうか。60代はもとより、70代の会員が極めて少なくなっている現状は真に深刻です。現在の状況が続くなら、早晩立ち行かなくなるクラブや支部がいくつも出てきそうな気配です。
一方でわが国の人口は2004年をピークに減少に転じました。総人口と年少人口が減少し、老年人口は増えていきます。2025年は団塊世代が75歳以上となり、高齢化率が30%を超えるという歴史的な年といわれています。これまでにも増してシニアクラブの存在意義が問われることになります。
こうした現状を踏まえて、この4月からスタートする新年度を「挑戦の年」にしたいと思います。「伸ばそう、健康寿命。担おう、地域づくり」なる旗印の下で、これまでの慣例に拘ることなく、自由な発想で臨機応変な対応を図り、シニアクラブ活動の活性化につながることなら何にでも挑戦するということです。
この意味では、本年がシニアクラブの歴史の中で節目の年になりますが、本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。併せてわが連合会の至宝のメディアであるこのHPを皆さんの手で一層立派に育てていただければと願っています。
令和7年元旦
柏市シニアクラブ連合会
会長 山田 俊治